日本捕鯨研究所 | 2019.08
敷地概要 計画地:和歌山県 建物概要 建物用途: 捕鯨研究所 延べ床面積:
和歌山県の捕鯨研究所のプロポーザルに応募しました。 施設を地形にふわりと浮かべ、今ある環境に手を加えるのではない 鯨の文化と自然から創り出される、そんな研究所を提案しました。 大地にそっと盆型のRCスラブを浮かせ、その上にふわっと地場産木材を使った屋根をかけ、 それを2重の木格子構造とすることで、面強度と空気層を確保しました。 屋根はフッ素樹脂処理された不燃テント膜により構成され、やわらかな自然光を施設内に充たします。 格子の隙間から垣間見える木々とその先に見える水平線、 そして潮騒が建物と自然の境界を曖昧にします。 鯨類は、国内外から大きな関心を集める尊ぶべき生命体です。 私達はグローバルな視点からこの研究所を検討すべきであると考え、 海外のランドアーキテクトと協働し、より俯瞰した視点から提案を捉え、 ランドスケープと建築が一体的にデザインされる設計プロセスを検討しました。